入れ歯
- 自由に取り外せる
- ほぼすべての症例に適応できる
- 歯を大きく削る必要がない
- 修理や調整がしやすい
- ずれたり外れたりする
- 装置が目立ちやすい
- お手入れに手間がかかる
- 故障しやすい
- 入れ歯を固定する歯に負担をかけることがあります。
- 個人差や使用方法等によっては、稀に割れたり壊れる可能性もあります。
- 入れ歯を固定するために、残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
- 金属を使用する義歯では金属アレルギーの心配があります。
- 口腔内に馴染むまでに時間がかかってしまうことがあります。
- 入れ歯を一定時間装着していないと、残存歯が倒れたり抜けたり、支える歯ぐきの骨が下がったりすることがあります。
- 咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合には、修理や調整が必要になることがあります。
- 定期的なメンテナンスや健診が必要です。
入れ歯は、歯を失った後の治療法のひとつです。歯を1本から複数本失った場合は「部分入れ歯」、すべての歯を失った場合は「総入れ歯」が適応されます。装置は着脱式で、就寝中は取り外すのが一般的です。
部分入れ歯
部分入れ歯は、「人工歯」と歯茎を覆う「義歯床(ぎししょう)」、歯列に固定するための「クラスプ」という3つのパーツから構成されています。
総入れ歯
総入れ歯は、「人工歯」と歯茎を覆う「義歯床(ぎししょう)」の2つで構成されています。
入れ歯のメリット
入れ歯は、自由に取り外すことができる装置です。
就寝中だけではなく、日中も必要に応じて装置を撤去できる点は入れ歯特有のメリットといえます。
1本からすべての歯を失ったケースまで、ほとんどの症例に適応可能なのが入れ歯です。
装置の設計の自由度も高く、患者さまお一人おひとりのお口の状態に合った入れ歯を作ることができます。
入れ歯は、残った歯にクラスプを引っ掛けて固定する装置なので、支えとなる歯を大きく削る必要はありません。
総入れ歯は、義歯床を粘膜に吸着させて固定します。
入れ歯は、調整を加えながら使っていくものです。
故障した際の修理も比較的容易に行えます。
入れ歯のデメリット
着脱式の入れ歯は、固定式の装置よりも安定性が低いです。
食事や会話の際にずれたり、外れたりすることがあります。
部分入れ歯は、金属製のクラスプが光を反射するため、装置が目立ちやすいです。
総入れ歯は、義歯床が占める割合が多く、装置全体も大きいことから、違和感が生じやすいです。
食後は必ずお口と入れ歯の両方をお手入れしなければなりません。
適切なケアを怠ると、入れ歯が不潔になったり、故障したりします。
着脱式の装置は、故障しやすいというデメリットがあります。
修理もしやすいのですが、装置としての寿命は、固定式の装置よりも短くなっています。
入れ歯治療の概要
失った歯の本数に合わせて、部分入れ歯または総入れ歯をつくる治療法です。
治療期間 |
1~2ヶ月 |
治療回数 |
3~6回 |
費用 |
8万円~40万円(税別) |
リスク・副作用 |
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※治療期間・回数・費用は症状によって変わります