矯正歯科
みなさんは“歯並びと8020達成率の関係”についてご存知ですか?
歯並びと8020運動の達成率には、密接な関係があることをご存知でしょうか?
「80歳になっても20本以上の歯を残しましょう」というスローガンは、老年期の生活を豊かにする上で極めて重要です。
ただ、現状でこの目標を達成できている人は全体の50%程度にとどまります。残りの50%の人は、残存歯が20本以下となっており、好きなものを自由に食べられない生活を送っているのです。その背景には、歯並び・噛み合わせの異常が潜んでいることがわかっています。
8020運動達成率0%の歯並び
上の画像を見てまず驚くのが8020運動達成率0%の歯並びがあることです。
開咬(かいこう)、反対咬合(はんたいこうごう)、上顎叢生(じょうがくそうせい)がある場合は、80歳まで20本以上の歯を残せている人が1人もいないという結果が報告されました。
いずれもそしゃく機能に大きな支障をきたす歯並びであり、清掃性も悪いです。
その他の歯並びの異常も8020運動達成率は20%に達しておらず、何らかの歯列不正・不正咬合がある時点で、歯の寿命は縮まってしまうものであることがわかります。
矯正は見た目を良くするためだけの治療ではない
歯並びの異常には、必ず見た目の悪さを伴います。出っ歯や受け口などは、顔貌に与える影響も大きく、見た目の改善を主訴として矯正を希望される方も少なくありません。
それ自体は決して悪いことではないのですが、歯列不正がもたらす歯やお口の健康への悪影響にも着目した方が良いといえます。
乱れた歯並びは清掃性が悪く、虫歯や歯周病になりやすいです。噛んだ時の力を歯列全体で均等に受け止めることができず、一部の歯が割れたり、摩耗したりすることもあるでしょう。 前歯が前方に傾いていれば、外傷によって折れる可能性も高まります。
そうした悪い歯並びに伴うリスクは、矯正治療で軽減することができます。
皆さんも80歳で20本以上の歯を残すためにも、歯並びの異常を矯正で治してみませんか?